シルクロードの中心として栄え、現在も数々の美しい建築物が残るウズベキスタン共和国です。この国の魅力を語る上で欠かせないのが、壮大なイスラム建築、そして民族舞踊です。
胡旋舞とも呼ばれるこの舞踊は、何度も高速で回転するのが特徴であり、中国の古書には「胡姫の女康居(サマルカンド)に出ず」等、白居易や李白、白楽天などの詩人や多くの英雄たちを魅了し唐の長安の夜を彩った様子が伝えられています。
このシルクロード全域に伝わる「胡旋舞」とは文字通り何度も回転する女性の踊りで、誘惑の踊りであると同時に絹の製造法や刺繍の様子を表した踊りも伝承されています。
ウズベキスタンの民族舞踊は、現在も人々の生活を切り離す事はできません。祭や結婚式などでは必ず踊られます。
ウズベキスタンの民族舞踊は胡旋舞とも呼ばれ、その名のとおり身体を激しく回転させるのが特徴です。様々な意味を持つ腕や手の動きや、身体を後ろに反らせる動き、肩の揺れ活発な顔の表現がシルクロードを訪れる人々を魅了します。
フェルガナ、ブハラ、ホレズムという三つの地方が有名で、フェルガナ舞踊は最も叙情的であり柔軟な手の動きが特色です。ホレズム舞踊は、体・手を震わせ、頻繁な頭の動きとコミカル要素が特色です。そしてブハラ舞踊は歯切れがよい動きと速い回転が特色です。